前回記事 》花沢健吾『たかが黄昏れ』第二話 (1/2)
第二話についての後篇(2/2)です。前篇(1/2)掲載時に予告したようにもう少しいろいろ書く予定だったのですが、もたもたしてるうちに第三話の掲載されるスペリオールの発売日が明後日と迫ってきてしまいました。書くの遅くてすみません…。
ということで、ちょっと気のついた小ネタだけ拾っておきます。
[目次]
- 時代設定 (前篇)
- 出生の秘密 (前篇)
- 神は細部に宿ったり宿らなかったり
神は細部に宿ったり宿らなかったり
今回の最終ページ(20ページ目)、銭湯の入り口のコマで、「非常口」のパネルが描かれていました。よく見かける、非常口から脱出する人のシルエットの図柄です。

(画像は有限結社罠屋より((c)Necky Tristar/Wanaya))
ところが花沢氏の描いた方をよ~~く見ると…、そう、シルエットがアレを履いています。女しか存在しないこの世界では、当然シンボルもそうなってないとおかしいわけですね。こういう細部までのこだわりは好きです。
ただ、同じパネルを描いた11ページ目の方ではなぜかアレは履いていません。これはまぁ、ポカでしょう。
あと、今回の最終ページで、ひなたは頬に貼っていたバンソウコウを剥がします。どうもバンソウコウを貼った理由が語られることは特になさそうです。ということはバンソウコウは、「活発で生傷の耐えない女の子」の記号だったようです。

ビッグコミックスペリオール2018年17号「たかが黄昏れ」第二話最終ページ