昨年暮れから予告されていたビッグコミックスペリオール誌での花沢健吾先生の新連載がついに始まりました。本日7月26日発売のスペリオール16号巻末に第一回が掲載されています。てっきり巻頭に掲載されると思っていたので巻末は意外でした。まぁトリということですね。

タイトルは『たかが黄昏れ』のようです。「ようです」とあいまいな理由はこの後に書きます。本記事中には第一回の完全なネタバレを含んでいますのでご注意下さい。




さて、タイトルについてです。本作品のタイトルはちょっと不思議な扱いをされています。昨年暮れの最初の告知の段階ではスペリオールでの本新連載のタイトルは明らかにされていませんでした。そのときは、あぁまだ正式なタイトルを決めるとこまで内容が煮詰まっていないのかな、と受け止めていました。

しかし先月(6月)8日発売のスペリオール誌での連載開始号正式告知の際になっても依然として「タイトル未定」のままでした。


スペリオール2018年6月8日発売号・新連載告知
スペリオール2018年6月8日発売号・新連載告知

さらにスペリオール前号(7月10日発売号)でも正式タイトルは掲載されていませんでした。連載開始直前になっても明らかにされないということは、これは何か事情、もしくは意図や思惑があってのことかもと思うようになりました。

そのため、連載開始第一回の今号は、中身とともに、どのようなタイトルになるのかも注目していたのです。ところが驚いたことに、まず表紙には、旧作のタイトル(『アイアムアヒーロー』等)と並んで「花沢健吾 新連載」と大きく書かれているだけです。通常、注目作家の新連載ならば表紙にはデカデカとタイトルが載るところでしょう。


ビッグコミックスペリオール2018年16号表紙
ビッグコミックスペリオール2018年16号表紙

さらに、作品の扉ページにも「花沢健吾 新連載 第1回」としか載っていません。


ビッグコミックスペリオール2018年16号「たかが黄昏れ」扉ページ
ビッグコミックスペリオール2018年16号「たかが黄昏れ」扉ページ

ついでに書くと次号予告も「花沢健吾新連載 第2話」とあるだけです。


ビッグコミックスペリオール2018年16号次号予告
ビッグコミックスペリオール2018年16号次号予告

最終ページ手前の見開きカラーページで、ようやく「たかが黄昏れ」というタイトルらしきものが書かれています(今回第一話は26ページ)。


ビッグコミックスペリオール2018年16号「たかが黄昏れ」カラー見開きページ
ビッグコミックスペリオール2018年16号「たかが黄昏れ」より カラー見開きページ

ただ、上のような扱い、特に次号予告にすら「たかが黄昏れ」というタイトルが書かれていないことから、これが正式なタイトルかどうか確信を持てずにいます。

これは漫画作品のタイトルとしては前代未聞の話ではないでしょうか。小説やエッセイだと「題未定」のまま連載が進んだケースを知っていますが、漫画での例は私は知りません。いや別に責めてるわけではないのですが、どのような事情(または意図や思惑)があってのことなのか、大変興味深く思っているところです。

もうひとつ不思議なことがあります。一番上の画像の「スペリオール2018年6月8日発売号・新連載告知」なのですが[タイトル未定]と書かれていますね。ある人がSNSにあげた画像に、この同じ告知ページの[タイトル未定]の部分が、[たかが黄昏れ]となっているものを一度だけ見たのです。6月8日か、そのちょっと後です。今となったら意図的なリークという感じではなく、内部的に(最初に?)作った版が、一瞬だけ外に漏れてしまった、という印象です。

タイトルの話だけでずいぶん長くなってしまったので、いったんここで切ります。

本稿、花沢健吾スペリオール誌新連載『たかが黄昏れ』(?)開始!(2)に続きます。