【ややネタバレ注意】

アマゾンにアイアムアヒーロー 13巻の表紙が掲載されました。13巻の詳しい情報はこちら

単行本アイアムアヒーローの表紙がアマゾンに掲載されるのは、早ければ発売日の一ヶ月前だったり、遅ければ発売後だったりで、巻によってけっこう開きがあるのですが、今回13巻は発売予定日の6日前とおおむね順当(?)な時期での掲載でした。

アイアムアヒーローの単行本の表紙の特徴は、その多くが本作ストーリーの暗示となっていることです。2巻のようにまだその巻に登場しない登場人物が描かれたり、12巻のように物語の先を暗示している(らしい)表紙がそうです。一方で10巻のようにわりとそのまま登場人物を描くこともあれば、7巻のようになんだかよくわからないけどサービス精神だけは伝わってくる表紙もあります。

ちなみに各巻の表紙はこちらのページの発刊カレンダーの巻数をポイントすれば表示されます。

今回の表紙の絵自体は、(背景は別として)先にスピリッツ本誌に掲載されていましたので、新鮮さには欠ける印象でした(時期的には本誌に掲載した方が使いまわしだったのかもしれません)。裏表紙がわからないのでそこに何か仕掛けが施されている可能性もないではないですが、おそらく銃身がそのまま伸びているだけでしょう。




上述の分類パターンでは、13巻表紙は「わりとそのままパターン」と「先のストーリーの暗示」の中間くらいになります。ここから先は本誌未読の方にはネタバレになりますが、銃を構えて身構える英雄、という構図は13巻のストーリーに即しています。ただ、注意深い人なら気がつくでしょうが、英雄の構えている銃はこれまでの銃とは異なっています。

これはミロクのMSS-20というスラッグ銃で、この銃交代(あるいは銃追加)のエピソードは14巻で出てきます。ですので本誌既読の読者にはいろいろな意味で「わりとそのままパターン」であり、単行本派の方には「先のストーリーの暗示」になっているというわけです。

※記事中で引用した画像は単行本・花沢健吾『アイアムアヒーロー』(小学館)、または週刊『スピリッツ』(同)より

(2013/10/24 17:58 投稿)