「アイアムアヒーロー」第145話【ネタバレ注意】

習慣でネタバレ注意と書いてしまいましたが、今回はネタバレ要素ゼロですので安心してお読みください(^^)




今週号は第145話なのですが、なぜかスピリッツ巻頭カラーの扉には144話と記されていました。

さて、こういうブログを書いてる手前、本作の情報やネットでの評判を知るためにいつも複数のクローラを徘徊させています。

そうしたクローラの情報から判断する限り、先週からの新章の展開に関して、本作のコアなファンは「我々の想像以上に進行している事態」(スピリッツの煽り)に対してかなり戸惑い、というより抵抗を持っているようです。

久喜編以降、作者・編集サイドは、従来の「極私的サバイバルパニックホラー」のスタンスを捨て、ストーリーの自由度を増す方向、別の言い方をすれば「しばり」が緩くなる方向へと、かなり意図的に舵を切ったように感じています。それは、旧来の読者だけでなく、新しい読者層を開拓したいという意欲なのかもしれません。

仮に新しい読者層を開拓した結果、旧来の読者を切り捨てる結果となっても、トータルで売り上げが増えればビジネスとしては正解です。もちろん旧来の読者も維持しつつ、新しい読者を開拓できればベストでしょう。しかし「ここまで踏み込んでいいのか!という衝撃的な新章」(担当編集)も、現時点でコアなファンにとっては「あ、そういうのは他で間に合ってますので」という内容を予感させるもののようです。

新展開がそうした予感を吹き飛ばすほどのものであればいいですね。

私自身はといえば、もともと本作のゾンビ漫画的側面にはそれほど興味を持っていませんので、今後も自分の興味のあるところばかり拡大鏡で見ては、自分勝手な解釈をこねくりまわすというスタンスに変わりはありません。とりあえずここ数話は自分の興味の範囲外っぽいので、無理についていくのは止めにしました(^ε^)

145話のストーリーとは無関係ですが、今回は来月13日発売予定の『アシ妻物語』というマンガを紹介したいと思います(表紙はまだ amazon に未掲載)。

現在、マックガーデン・コミックにオンラインで連載中の作品です。第一話と最新二話が無料で読めます。

タイトル通り、作者岡本ジュリーさんは、某マンガ家の妻でありアシスタントであり、本書はその体験をつづった単行本です。

某マンガ家とは誰のことなのか、どんな作品のアシスタントをしているのかは『アシ妻物語』の中では具体的に触れられていません(※)ので、ここでも慎重に伏せておきたいと思います(※単行本は当然まだ読んでいませんが、ネットの連載の中では触れられていません)。




ヒントだけ書いておくと、本書は花沢健吾短篇集「特火点」(小学館)に収録の描き下ろし短編『人生かやの外』の相聞歌にあたる単行本、と言えるかもしれません。

アイアムアヒーローの舞台裏・作品背景に興味のある人、あるいは有名漫画家の妻でありアシスタントでありながら、自身も漫画家としてデビューしようとしている作家の奮闘記に興味のある方はご一読を。

※記事中で引用した画像は単行本・花沢健吾『アイアムアヒーロー』(小学館)、または週刊『スピリッツ』(同)より

(2013/06/03 23:00 投稿)