さくらVPS ( ubuntu )に fishfish をインストールしました。



fishfish とは

fishfish とは、bash や csh、zsh と同じく(しかし bash や csh、 zsh より若干マイナーな)コマンドラインのシェルです。

fishfish は、もともと fish のフォークとして誕生しました。

fishは、Friendly IInteractive Shellの略とされており、文字通りユーザフレンドリでインタラクティブなunix ( linux 含む )のコマンドラインシェルでした。

しかしその本家 fish は 、2009年3月の版を最後に、すでに更新を終了しています。そのため、現在は fish といえば( ほぼ ) fishfish のことを指すようになりつつあります。
参考:→Fishfish, a Fork of the fish shell

英語版 Wikipedia のページでも、fishfish fish のアクティブ・フォークとして紹介しています。 fishfish の公式ページには「いつか人間に…」、、ではなくて「いつか fish になりたい」とあります( …but I hope eventually it will just be fish! )。

fishfish のインストール

fishfish のインストールの方法ですが、基本的には公式サイト に書いてある方法で OS X、Ubuntu、Debian 等にインストールできます。

$ autoconf
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

今回は、上記の方法ではなく、PPA リポジトリから add-apt-repository コマンドを使ってインストールしてみます。

PPA リポジトリとは、Ubuntu で、個人やチームがパッケージを配布するための仕組みです。公式サイトで配布されているバージョンより新しい版をダウンロードすることができたりします。ここでは、David Adam 氏が公開している PPA のスナップショットからインストールします。

上記リポジトリでは、David Adam 氏が、最新 Git ソースから Debian パッケージにビルドして公開しています。詳しくは氏のメーリングリストへの投稿をご覧ください。

PPA リポジトリからのインストールには add-apt-repository コマンドを使います。add-apt-repository コマンドがインストールされていなければ( ubuntu には標準ではインストールされていないと思います ) まずこれをインストールします。

$ sudo apt-get install python-software-properties

$ sudo apt-get update

“…”の部分で各種メッセージが流れていくのを鑑賞します。
なんか[y/n]とか質問されたら y と応えましょう(自己責任で)。

add-apt-repository がインストールされれば、いよいよスナップショットを落とします。

$ sudo add-apt-repository ppa:zanchey/fishfish-snapshot

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get install fishfish

これでインストールは完了です。コマンドラインから

$ fish

で起動します。そう、fishfishでなくて fish とタイプします。

以下のような画面が表示されればインストールは成功です。
fishfish 起動画面

ちなみに上記画面のプロンプトは変更してあります。fishfishでのプロンプトの変更方法は、本家サイトの FAQ – How do I set my prompt? をご覧ください。




デフォルト shell を fishfish に変更する

fishfish を標準のシェルにします。

まず、fishfish にパスを通します。上の通りインストールすれば通っているはずですが、念のため確認します。

sudo vi /etc/shells

もし /etc/shells ファイル内に下の行が無ければ付け加えます。

/usr/local/bin/fish (または /usr/bin/fish )

プロンプトに戻って下記コマンドをタイプします。

chsh -s /usr/local/bin/fish (または /usr/bin/fish )

これでOK!

※記事中で引用した画像は単行本・花沢健吾『アイアムアヒーロー』(小学館)、または週刊『スピリッツ』(同)より

(2012/11/13 22:39 投稿)